汎用化進むスマホ用アクチュエーター…世界シェア構図揺らぐ、日本メーカーは活路をどう見出すか
ただ網膜だけで目は成り立たない。センサー以外のスマホカメラ部品の一つがアクチュエーターだ。目の中にある毛様体筋のようにセンサーとレンズの距離を調節してピントを合わせたり、耳の奥の規管のようにブレを補正したりする。 アクチュエーターにはピント調節に特化したオートフォーカス(AF)と、AFの機能を備えつつ手ブレ補正対応も可能なOISがある。YHリサーチ(東京都中央区)によると、このうちOISの市場規模は22年に約42億ドル(約6000億円)。スマホ1台の搭載カメラ数の増加などを背景に、18年から約5割増えた。アルプスアルパイン
やミネベアミツミ
、TDKといった日本の電子部品メーカーがシェア上位を占める。 OISの手ブレ補正は、コイルに電流を流して磁力を与え、磁石を通じて可動部を駆動させるVCM方式が主流。アルプスアルパインは小型のメカトロニクス技術が、ミネベアミツミも磁石を吊り上げて部品を小型化する旧ミツミ電機の設計が評価されシェアを伸ばした。
来源:日刊工业新闻、ビジネス・経済
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